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いつでも悔しい

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順風満帆やったためしのない劇団ショウダウンが、なんとか掴んだ最後のチャンス。

ショウダウンは常に、どこにも属さず、どこにも属せず、独特の道を歩んできました。

京都にまだエンタメが少なかった時に旗揚げして、当時はまだあまり無かった映像や予告編なんかも流したりして(14年くらい前)、狂言の見立てを使った演出とか、竜とか戦車とか出したりして、そらーもう、なんで京都で旗揚げしたんやって入団したての小娘が思うほど、バッシングを受けておりました。

これは芝居じゃないとか、死ねとか、そういったアンケートはざらでした。
そういうもんやと思ってました。
それでも大半を占める「心から感動した」の感想に支えられてきました。
きっとバッシングしてくる人たちは、本当のお客さんではなく、役者や、批評家目線で見に来られてる少数の方々やったんやと思います。

京都で約1000人を動員した時、これからは大阪でやっていこうってなって、劇団員が次々に辞めていって。
ショウダウン解散説が知らないうちに流れ出したりして。
「ナツメさん、ショウダウン解散するって聞いたんですけど、そうなんですか?」「え、そうなん?解散するん?」「なんかそんな風に聞きましたよ」みたいなやり取りを普通にしてました。

ショウダウンは団員のほとんどが京都に住んでて、稽古も京都で、でも本番は大阪でってやってるので、結局のところ京都の劇団の仲間にも入れず、大阪の劇団の仲間にも入れず。


私はといえば、左手に血管腫を持ちながら無謀にも劇団に入って、高校の先生に否定され、大学のクラスメイトに否定され、肩身の狭い思いをしながら、いつか、見返してやると震える毎日でした。


面白い作品が創りたい。
そのためには、自分がもっともっと変わらなあかん。

一人芝居に初めて挑戦して、船場サザンシアターという劇場に出会って、自分たちの周りにいる、本当に大切な人たちが見えるようになりました。
それまでのDMの住所録は一旦削除して、月下人魚はDMを送ってなかったのにも関わらず、楽しみにして見に来てくださったお客様たち。
出来るだけお顔と名前を覚えたいと思ったし、感謝の気持ちをとにかく伝えたくて、メビウスからのDMにお手紙を入れるようになりました。

最初は15通、次の公演では30通、その次は50通。
マナナンが終わり、数も大幅に増えたので、いつものようなお手紙がもう書けなさそうではあるのですが、感謝の気持ちはここにあるのです。

この人たちのために、また面白い作品を創りたいと思える、ショウダウンのお客様たちは本当に素敵な人たちばっかりなのです。

今、ショウダウンは林遊眠一人芝居のイメージがあるようですが、池袋演劇祭の大賞をとって順風満帆な劇団のように見えてるかと思いますが。

ショウダウンの中心にあるものは何も変わってません。
旗揚げの時からずっと、同じです。

そしていつでも、逆風が吹いています。
攻撃が最大の防御として、玉砕覚悟で走り続けています。


昔も今も変わりませんが、わかってない人ほど、知った風に言ってきます。
何度も、形を失いかけてきたショウダウンにとって、またそういう時期が来てるんだなって、嬉しくもあり、悔しくもあり。
そういった雑音は、むしろ今まで経験してきたものからすると大したことはないのですが、それでも傷つくし、いちいち傷ついてる自分に悔しくなります。

純粋に物語を楽しんでくださるお客様のために、今、自分に出来ることをいっこずつ進めていきます。
きっと満足することは無いでしょう。
もっと出来たはずって、どっかで劣等感を感じ続けるのでしょう。
そんな未完成な私たちを、本気で楽しみにしてくださる方々がいる限り、引き続き精進していきます。


次回公演「パイドパイパー」は、ショウダウン作品史上最多の人数が出演しますが、最高のメンバーが集まってると思います。
是非みなさん、全員にご注目を。
それぞれが持ってる宝石の部分をショウダウンの舞台で発揮してもらえたら、ショウダウンが売れへんくても出演者たちが何かしら次に繋がると思います。
私はただ、みんなが怪我とかしないように、気をつけていきたいと思います。
  • 2015.05.16 Saturday
  • 08:01